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突然だが、アニメ「宇宙よりも遠い場所」(よりもい)は中学受験を終える子達にぜひ薦めたい一作。受験前にみてる暇はないと思うけど、終わったら一気見してほしい。「よりもい」をきっかけに南極観測に興味が出ると面白いぞ。
南極観測の世界は「なぜ?」に溢れている。私たちの普段の生活では当たり前のことが当たり前でなかったり、逆もまた然り。どこかに自分が気になる「なぜ?」があるはず。
例えば有名な話で「南極では風邪をひかない」というものがある。その話を聞いて、風邪のメカニズムに興味が出るかもしれないし、観測隊員の生活に興味が出るかもしれない。一つの「なぜ?」から生まれる探究心の方向性はいくつも考えられる。
南極観測といえば気候、地形、生物など自然科学的なテーマが思いつきやすいが、例えば基地の建屋や雪上車など過酷な環境で稼働する装置・設備に想いを馳せればエンジニアリングの領域に興味が向く。
また、何も理系に限ったことではなく、南極を科学調査と国際協力のための場所と位置付けた南極条約について考えれば、社会科学の方面に探究心を向けることもできる。
このように、興味が出てきたことを調べていくにあたり、中学受験で得た知識は確実に理解の助けになるはず。こういう時のために勉強をしてきたんだよ。
興味が明らかになったら、いや、興味を明らかにするためにも、春休みには立川の国立極地研究所 南極・北極科学館にいこう。

先代の南極観測船「しらせ」は千葉にあって、見学が可能だ。

関連動画もたくさんある
とまあ、南極観測への興味の入り口として、「よりもい」を紹介したわけだけど、正直こんなのは副次的なものでしかないのだよね。よりもいを観て感じた衝動をこれからの青春にぶつけられたら、それだけで素晴らしい!一人でも多くの人にこの作品が届きますように。
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