はじめに
共通テストの自己採点をしてみて、「思ったより点数が伸びなかった…」と焦っている受験生も多いのではないでしょうか?
しかし、ここで国公立大学への出願先を十分検討して選択するかどうかで、最終的な受験結果が左右されます。
「ボーダーラインとの差」「二次試験の配点」「後期試験の活用」などを分析すれば、最適な出願戦略を立てて合格の可能性を最大化することができます。
以下、その出願戦略について解説していきます。
現状を整理する
ボーダーラインと自分の得点を比較
まずは各大学の共通テストボーダーラインと自分の得点を比較し、どのケースに当てはまるかを確認しましょう。
- ボーダー+20点以上 → 出願継続でOK!二次試験の対策を強化
- ボーダー±20点以内 → そのまま出願 or 志望校変更を検討
- ボーダー-20点以下 → 安全策も含めて出願戦略を再考
一つの目安として「ボーダー±20点」を挙げてみました。+20点以上なら変更不要ですが、±20点以内なら慎重に判断する必要があります。特にー20点以下の場合は、志望校変更や後期試験の活用を検討すべきでしょう。
二次試験の配点を確認
共通テストの結果が思わしくなくても、二次試験の配点次第では逆転の可能性があります。
- 二次試験の配点が大きい大学
→ 二次試験の出来次第で十分挽回可能! - 共通テストの比率が高い大学
→ 共通テストの結果が合否に直結しやすいため、志望校変更も視野に入れるべき。
自分がどれくらい二次試験に自信があるかを検討してください。その際に科目ごとの配点を調べて、自分の得意科目・不得意科目の配点の比率が自分に有利かどうかも確認してください。例えば、二次試験の配点が大きく、また自分に有利な配点の場合は、多少ボーダーを下回っても気にせずに出願するといいでしょう。
第一志望校に挑戦を続けるべきか?変更すべきか?
志望校変更のポイント
- 自分の得意科目が二次試験で重視されるか?
- 過去問で合格最低点を超えられそうか?
- 過去の合格者データと比較して現実的な勝算があるか?
これらを総合的に判断して検討します。ボーダー付近の場合は特に慎重に判断しましょう。
参考情報として、実は東京で受験可能な地方国公立大学もあるんです。自宅から通学はできなくても、日帰りで受験できる地方国公立大学もあるかもしれないので、ぜひ検討してみてください。
後期試験の検討
国公立大学は、前期・後期の両方に出願できるため、後期試験を戦略的に活用するのも有効です。
特に、後期試験の定員が比較的多い大学を狙うことで、合格のチャンスを広げることができます。
後期試験で狙いやすい大学の特徴
- 定員が比較的多い大学
- ボーダーラインが比較的低い国公立大学
後期試験を活用する際のポイント
- 倍率が高くなりやすいため、慎重な出願が必要
- ボーダー付近の場合、二次試験の得点比率が高い大学を優先する
まとめ:最適な出願戦略を立てて合格を目指そう!
共通テストの点数が予想より低くても、適切な戦略を立てれば合格の可能性を高めることができます。
✔ まずは現状を冷静に分析(ボーダーとの比較・二次試験の配点)
✔ 第一志望校への挑戦を続けるべきか判断(ボーダー±20点以内なら特に慎重に検討)
✔ 後期試験の活用を検討(定員や倍率をリサーチ)
焦らず、今できる最善の準備を進めていきましょう!
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